2015_03
24
(Tue)02:25

君ヲ想フ ~**サクラミチ**~ 26








温もりを感じて瞼を押し上げると
彼の睫毛が触れた

その安らかな寝顔にホッとした…

体はぴったりと密着をするように彼の腕の中に包まれている

腕をそっと解いてベッドから起き上がろうとするとズキッと腰に鈍い痛みを感じ

少しふらつく足元

壁伝いにバスルームへと向かう

汗を流しながら後ろにそっと触れると
ピリッと腫れ上がる痛みがあった

その痛みを堪えて指を挿し入れるとトロリとした物が流れ出る

まだ夜は明けきっていない
いつまで抱かれていたのかも分からない

彼はずっと僕を求め続けてくれたんだ…
ツキンと胸に切ない想いが込み上げる



そろそろと寝室へ戻ると
スー、スー、と規則正しい寝息

こちらに向けた背中に鼻の奥がツンとする

無数の切り傷…

それは僕が立てた爪痕だった



「ごめん…」

ベッドの縁に腰掛けその痕を指先で撫でる


「どうして謝るの」

いつの間にかその手は彼に取られ
俯く僕の顔を柔らかな笑みが見つめていた

「俺こそ…処理出来なくてごめん」

彼も申し訳無さそうに謝る
けれど頬に触れる手は優しい・・・

胸がきゅんと疼いた


誰かをこんなにも愛おしいと想うなんて…

愛おしくて胸が締め付けられる程に恋い焦がれる…


「ユノ君…僕をずっと想っててくれてありがとう」

愛おしいその人を見つめて、心の底から感じた事を口にする

ふっと彼は笑うと

「御礼をするのは俺の方だよ…見つけてくれたのチャンミンだから…」

独り言のようなその呟き…
その意味を今は分かっている

あの時
あの場所で出会えていなかったら…


温もりを分かち合う様に彼の手を握り締めた








********************************


あの日、激しく肌を重ねた日から
僕等は前にも増してお互いに触れる事が増えていた


いつもの帰り道も手を繋ぐのは当たり前になっていたけれど
マンションまでの道のりが遠く感じて…
人気の無い所でこっそりとキスをした

軽いキスも誰かに見られるかもしれないと思うと心臓がドキドキと音を立てて

そうすると尚更
もっと…触れたい…その衝動が止まらなくなる


それはユノ君も同じ事

エレベーターの中で
繋がれた手にギュッと力が入り

玄関を開けると同時に熱いキスで唇を塞がれ

そしてそのまま…

ズボンを膝まで下した彼に後ろから突かれる

手を付くドアの向こうに声が漏れないか…
ハラハラとした気持ちが返って興奮を煽ってしまう

「チャンミン…凄いね」

食い縛って耐える喘ぎを逆撫でるように
彼は僕の滾る熱を握り締めて扱き出す

突き上げる度に掌にグッと力が入り
絶頂に追い詰められ

「一緒に…」

耳朶の甘噛みに

ぶるっと全身を震わせて

ドク…ドク…と脈打つように達する






「スーツ・・・皺になるね」

2人で処理をしながらお互いの姿に呆れてしまう

シャツから胸をはだけさせて下は何も身に付けてない僕と

ネクタイもジャケットもきっちりと着込んで
膝の上でズボンと下着が溜まっている彼

どれだけ欲してるのか・・・

「我慢出来なくてごめん」

けれど
罰が悪そうなその顔だって愛おしい



「ううん…もっと…しよ…」



いつから僕は
こんなに彼を誘うのが上手くなったのだろう

掻き抱く彼の腕の中が心地良くて

目眩がするんだ






心も体もずっと繋がっていたい

だから僕をもっと欲して



愛して欲しい…












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C.O.M.M.E.N.T

No title

目覚めたら大好きなひとの腕のなかって、イイね。
ゆの君、チャミが好きすぎてグルグル?
それで心配性になってるだけならいいんだけど。

2015/03/24 (Tue) 09:50 | 723621mam #- | URL | 編集 | 返信

Re: No title

723621mam様

コメ有難うございますヽ(〃∀〃)ノ

そうですね♡
脳内変換すると幸せ〜♡

ユノの想いにちょっとずつチャンミンが近付いてる段階です。
そんな事をユノは気付いて無いのでしょうかね・・・。

2015/03/24 (Tue) 11:14 | shin #- | URL | 編集 | 返信

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