君ヲ想フ ~**サクラミチ**~ 14

一人きりで眺めた景色は
どれも虚しいだけで
埋まらない心
君がいないせいだと 気づいた
離れた時間の分 前よりも深く
君をもっと 好きになった
*…***…*…***…*…***…
「…何かまたあったんだろ」
平静を装うとすればする程、顔がふやけるというか・・・
「な、何も…無くはないけど…」
「へぇー、じゃあ後でユノ君に聞いてみようかな…ってお…おい、どうしたチャンミン!?」
はぁ…
「…ユノ君は今日から出張だよ・・・」
「はぁー、、、上がったり下がったり。チャンミンの感情は忙しないな!」
呆れたキュヒョンの顔もこれで何度目か
でもそんな事、もう僕は気にならない
だって僕の頭の中はユノ君の事で一杯で
昨日の出来事を思い出せばふにゃふにゃになったり
けれど今日から会えないのだと考えると
とてつもない虚無感に襲われるんだ
ユノ君に…会いたいな…
「なぁ~チャンミン、落ち込んでないで元気出せよ!これからの事は深く考えず、取り敢えず昨日の話を聞かせて貰おうか♪」
「んー………」
昨日の話・・・
「…キュヒョン」
またあの顔・・・あんぐりってこうゆう口の事なんだろうな
「…はぁ~チャンミン、、、展開早過ぎ。いきなり実践してんじゃん、キスマーク」
「う、うん…」
そう言えば、付けたし付けられたし
「つーか、ユノ君にちょっとときめいたわ俺」
「は!?」
ギロッ
「や、そんな目で睨むなよ、、いや~本当に彼はチャンミン一筋なんだなぁって」
「えっ…」
「ユノ君はそうゆう事の知識はあるみたいだけど…それはやっぱりチャンミンと、って考えているみたいじゃん」
そうなのかな…
「人を愛するって、気持ちも大事だけど。その愛を行為で分かち合いたいって、好きな人を前にして自然な考えなんじゃないのかな」
好きだから…チャンミンとずっとこうしたいと思ってたから…
彼が言っていた事はそう言うことだったのかな…
でも…
「あの先に、、、まだ続きがあるって事なんだよね…」
あの行為の先なんて……
「えっ!?チャンミン…もしかして観ないの?AV…」
「…………」
「観ないの?」
「……観るよ」
僕も男だし
「だよな、焦った、、じゃあなんとなく分かるだろ?」
!?
「えっ…男同士もあんな事するの!?」
「……どんな事だよ」
「や…、、、/////」
「あー、言わなくていい。それよりも、ここは何処だ?」
「えっ、漫画喫茶??」
「だな、そして俺の仕入れ担当は?」
「女性向けの漫画本…?」
「そう!そこで俺のお薦めの本がある」
で、待ってろって店内に姿を消して
戻って来る頃には3冊の漫画本を手にしていたんだ
「何これ」
表紙にはイケメンの男2人が描かれていて爽やかな印象の漫画本
「BL本、つまりチャンミンのハウツー本だな」
????
「だぁーー!!BLはBoys Loveの略だよ!お前と!ユノ君の事だろ!!!」
わーーーーーっ!!!!
「声が大きいよぉ…キュヒョン、、、」
「は!?いつも手を繋いで歩いてる奴が何を言うか…」
う゛っ、、、
「あっ、馬鹿!ここで読み始めるなよ!!それは家に帰ってからじっくり読めよ…どうせユノ君に会えないんだから」
そうだユノ君に会えないんだ…
「あーあーあー!湿っぽい!!…たく、折角、明日は休みなのに大丈夫なのかチャンミン?」
そうだった、、、
「明日は大丈夫、あれ…行って来るんだ」
「おっ!遂に受けるんだな~明後日が楽しみ♪」
「ふふ、僕も…」
明日は久しぶりに母さんの顔を見てから出掛けよう…
ユノ君は今…何をしているのかな…
会いたいな…
その日の帰り道
いつも触れられる手の温もりも
降り注がれるあの淡い笑顔も
そして
ふわっとした…口付けも
全てが恋しくて
僕の心はぽっかりと大きな穴が開いたような
そんな寂しさが募っていたんだ
僕は
いつの間にかこんなにも
ユノ君で心が溢れている事に
切なくてちょっぴり心が苦しかった…

平静を装うとすればする程、顔がふやけるというか・・・
「な、何も…無くはないけど…」
「へぇー、じゃあ後でユノ君に聞いてみようかな…ってお…おい、どうしたチャンミン!?」
はぁ…
「…ユノ君は今日から出張だよ・・・」
「はぁー、、、上がったり下がったり。チャンミンの感情は忙しないな!」
呆れたキュヒョンの顔もこれで何度目か
でもそんな事、もう僕は気にならない
だって僕の頭の中はユノ君の事で一杯で
昨日の出来事を思い出せばふにゃふにゃになったり
けれど今日から会えないのだと考えると
とてつもない虚無感に襲われるんだ
ユノ君に…会いたいな…
「なぁ~チャンミン、落ち込んでないで元気出せよ!これからの事は深く考えず、取り敢えず昨日の話を聞かせて貰おうか♪」
「んー………」
昨日の話・・・
「…キュヒョン」
またあの顔・・・あんぐりってこうゆう口の事なんだろうな
「…はぁ~チャンミン、、、展開早過ぎ。いきなり実践してんじゃん、キスマーク」
「う、うん…」
そう言えば、付けたし付けられたし
「つーか、ユノ君にちょっとときめいたわ俺」
「は!?」
ギロッ
「や、そんな目で睨むなよ、、いや~本当に彼はチャンミン一筋なんだなぁって」
「えっ…」
「ユノ君はそうゆう事の知識はあるみたいだけど…それはやっぱりチャンミンと、って考えているみたいじゃん」
そうなのかな…
「人を愛するって、気持ちも大事だけど。その愛を行為で分かち合いたいって、好きな人を前にして自然な考えなんじゃないのかな」
好きだから…チャンミンとずっとこうしたいと思ってたから…
彼が言っていた事はそう言うことだったのかな…
でも…
「あの先に、、、まだ続きがあるって事なんだよね…」
あの行為の先なんて……
「えっ!?チャンミン…もしかして観ないの?AV…」
「…………」
「観ないの?」
「……観るよ」
僕も男だし
「だよな、焦った、、じゃあなんとなく分かるだろ?」
!?
「えっ…男同士もあんな事するの!?」
「……どんな事だよ」
「や…、、、/////」
「あー、言わなくていい。それよりも、ここは何処だ?」
「えっ、漫画喫茶??」
「だな、そして俺の仕入れ担当は?」
「女性向けの漫画本…?」
「そう!そこで俺のお薦めの本がある」
で、待ってろって店内に姿を消して
戻って来る頃には3冊の漫画本を手にしていたんだ
「何これ」
表紙にはイケメンの男2人が描かれていて爽やかな印象の漫画本
「BL本、つまりチャンミンのハウツー本だな」
????
「だぁーー!!BLはBoys Loveの略だよ!お前と!ユノ君の事だろ!!!」
わーーーーーっ!!!!
「声が大きいよぉ…キュヒョン、、、」
「は!?いつも手を繋いで歩いてる奴が何を言うか…」
う゛っ、、、
「あっ、馬鹿!ここで読み始めるなよ!!それは家に帰ってからじっくり読めよ…どうせユノ君に会えないんだから」
そうだユノ君に会えないんだ…
「あーあーあー!湿っぽい!!…たく、折角、明日は休みなのに大丈夫なのかチャンミン?」
そうだった、、、
「明日は大丈夫、あれ…行って来るんだ」
「おっ!遂に受けるんだな~明後日が楽しみ♪」
「ふふ、僕も…」
明日は久しぶりに母さんの顔を見てから出掛けよう…
ユノ君は今…何をしているのかな…
会いたいな…
その日の帰り道
いつも触れられる手の温もりも
降り注がれるあの淡い笑顔も
そして
ふわっとした…口付けも
全てが恋しくて
僕の心はぽっかりと大きな穴が開いたような
そんな寂しさが募っていたんだ
僕は
いつの間にかこんなにも
ユノ君で心が溢れている事に
切なくてちょっぴり心が苦しかった…

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