2015_03
03
(Tue)02:25

君ヲ想フ ~**サクラミチ**~ 7





振り向いた君 
流れ出した時
舞い落ちる桜 2人を包んだ
止まった鼓動が再び刻んで
永遠に続く鐘のように響いた


あの時のままに君を抱きしめた
あの時よりも強く君を抱きしめた
もう一度歩こう 一緒に歩こう
サクラミチがほら明日へ続いてる…



*…***…*…***…*…***…







「手伝うよ」

僕の怪我を心配したユノ君がキッチンの隣に立った

身長差がそれ程無い彼と目線が直ぐ近くに感じて
ちらっと横顔を盗み見ると

目の前の食材と格闘しているその顔はとても真剣そのものなんたけど
でも…ぽってりとした唇はぷくっと突き出されていて

何だか…また、それが可愛いと思えてしまう

思わずくすって笑うと
ユノ君も楽しそうにくすくすと笑い出して

「チャンミンとこうして一緒に料理するの、とっても楽しい」

って…
少年のような笑顔を向けてそんな事を言うんだ

その不意打ちの笑顔がまた眩しすぎて

参ってしまう…


だから
赤くなった顔を背けようとしたら
鍋の湯気をまともに食らってしまったんだ

一気に眼鏡が曇って何も見えない、、、

慌てて眼鏡を外そうとしたんだけど
後ろからガシッと両腕を支えられて

「危ないから」

って、そっと鍋から体を離されて
掛けていた眼鏡をスッと外された

「何にも見えないんだろ?」

目の前にぼんやりとしたユノ君の顔

「うん…」

すると
曇りの取れた眼鏡を掛けられて視界がクリアになると

…息が掛かる距離にユノ君の顔があって

鼻先が掠める位に顔が近付いて
やっぱり心臓はドクドクと鼓動を早めて
思わずギュッと目を瞑った



「…やっぱりチャンミンの瞳は綺麗だね」

ふっと耳元で囁く声

えっ…瞳?

「見えない時は俺を頼って欲しい」

肩口に掛かるユノ君の息遣い

「…うん」

まだ心臓は早鐘を打ち続けている…




「よしっ!続きをしよう」

肩を掴かまれて勢いよく体が離れると
ユノ君はまた目の前の食材と格闘し始めた


…てっきり…キスをされると思った、、、

まだ心臓がバクバクしている…
もしかしたら僕はそれを期待してた、、、?


またちらっとユノ君の横顔を覗くと
デザートの苺を摘み食いしていて

ぷくっと突き出た唇が赤くぷるっと揺れて
…ドキッとした



「…そんなに見られると…照れる」

いつの間にかユノ君の唇に見惚れていたんだ

そしてそんな僕を彼がはにかむ顔で見つめ返していた

「ご、ごめんっ、、、」

今の僕は多分、体まで真っ赤になってる筈だ
ユノ君の顔なんてまともに見れない・・・


すると
ふぅ…と小さな溜息が聞こえて

「もう…俺ダメ、、、」


えっ…

顔を見上げると頬を淡い色に染めて

「1ヶ月は待とうって決めたのに…」

そっと頬を柔らかな指先が滑り落ちる

「…チャンミンに触れたい」

指先が唇に止まった

…ドクドクと心臓が早鐘を打つ





ゆっくりと近付くユノ君の視線は少し下を見つめていて

そして…


ふわっと柔らかいものが

唇に…触れた…


ユノ君の唇だ













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No title

舞い降りちゃいましたか。
ユノ君のくちびる。
いちご風味?

2015/03/03 (Tue) 16:16 | 723621mam #- | URL | 編集 | 返信

Re: No title

723621mam様

ようやく舞い降りましたよ
ふわっとね♪

長かった…





ぎくぅ…………

2015/03/03 (Tue) 16:44 | shin #- | URL | 編集 | 返信

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