2015_03
02
(Mon)02:25

君ヲ想フ ~**サクラミチ**~ 6





振り向いた君 
流れ出した時
舞い落ちる桜 2人を包んだ
止まった鼓動が再び刻んで
永遠に続く鐘のように響いた


あの時のままに君を抱きしめた
あの時よりも強く君を抱きしめた
もう一度歩こう 一緒に歩こう
サクラミチがほら明日へ続いてる…



*…***…*…***…*…***…







マンションに着くとユノ君は繋いでいた手を離して

「いらっしゃい、チャンミン」

って改めて僕を嬉しそうににこにこと出迎えてくれるから

それが何だかくすぐったくて…
思わず緩む顔が隠せない

「お邪魔します」

前に来た時とは全く違う心境でこの言葉を発する

…また来れて良かった

素直にそう思ったらまた頬が緩んだ



そんな僕をユノ君はあの優しい眼差しで見つめると

ふわっと手を伸ばして

「ありがとう…チャンミン」

抱き締めたんだ


直ぐに体は離れたけれど

僕の心臓は鼓動を立てて鳴り響いていて

ユノ君に触れられるだけでこんなにも
ドキドキするなんて

もしかして…

僕はユノ君を好きになり始めているのかも…





で、・・・そう思うと変に意識をすると言うか

「お待たせ」

普段の細身のスーツとは違い
青のシンプルなトレーナーにデニムパンツ

ラフな部屋着姿になったユノ君にすらドキドキしてしまう…


「僕が作るね、、」

だから
気持ちを落ち着かせる為にキッチンに立ってみるんだけど

スッと横からユノ君も入って来て

「料理、出来ないけど何か手伝おうか?」

なんてにっこりと覗き込んで来るから

また…ドキッって

慌てて

「チゲ鍋位なら一人で作れるから大丈夫、、」

ユノ君を自分の傍から離して気持ちを静めようとしたんだ

けれど…
そんな僕の気持ちを知る由も無い彼は

キッチンのカウンター席に腰を下ろして
料理をする僕を頬杖をついて見つめるんだ…

その見つめる眼差しはやっぱり穏やかで優しくて

またあのドキドキが戻って来る…


「痛っ、、」

誤って手元を包丁が掠めた


「チャンミン!!」

直ぐにユノ君が僕に駆け寄る
そして血が出ている手を掴むとそのまま…

指を自分の口に含める


戸惑った…

幼い頃に母親にされたそれとは違って
ユノ君の舌の温かさが指に伝わり
体が熱くなるような恥ずかしさがあって、、、

「ゆ、ユノ君…?」

話し掛けられてようやく
僕が咥えられている指に困惑している事に気付いたのか

「ご、ごめん!つい…」

慌てて水道水で傷口を洗わせるとバタバタと絆創膏を探して手当てをしてくれたんだ


心臓がドクドクしてる…



でも…ユノ君はとても心配そうに

「痛くない?傷口に沁みない?」

しきりに気遣ってくれるから

「大した事、無いよ」

本当に大した傷じゃないからって
そう答えたんだけど

ユノ君は青ざめた顔を緩ませると

「良かった…」

そう言ってまた…

ふんわりと僕を胸に包んだんだ


ドキン


その優しく包まれる腕から温もりが伝わって
僕の心を締め付ける



…こんな僕を心から心配してくれて


「ありがとう…」


ぽすっと彼の胸に顔を埋めながら

じんわりと心に温かいものを感じたんだ




…ユノ君…











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C.O.M.M.E.N.T

No title

ユノ君、サクラの精ですか?

2015/03/02 (Mon) 18:42 | 723621mam #- | URL | 編集 | 返信

Re: No title

723621mam様

コメント見て、「ハッ!そのオチ素敵♡」ってなりました(笑)
でも今回はファンタジーなオチはなくノーマル運転です

それともふわふわし過ぎて妖精に見えました?

私の中では天使ユノ君です(笑)

2015/03/02 (Mon) 21:23 | shin #- | URL | 編集 | 返信

No title

えっと、今日初めましてです。なんだかうれしいけど、切ない予感のお話のような・・・。このお話のユノが綺麗で、ドキドキします。

2015/03/03 (Tue) 16:49 | yumi #yNzVm9u6 | URL | 編集 | 返信

Re: No title

yumi様

初めまして
そして初コメ有難う御座いますm(_ _)m

私、結構お喋りが好きなのでコメは嬉しいです♡

切ない予感…ふふふ

柔らかくて優しくて
透明感溢れるユノもたまにはいいですよね♡

気に入って頂けて嬉しいです( *´艸`)


2015/03/03 (Tue) 17:12 | shin #- | URL | 編集 | 返信

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