2015_03
01
(Sun)02:25

君ヲ想フ ~**サクラミチ**~ 5





振り向いた君 
流れ出した時
舞い落ちる桜 2人を包んだ
止まった鼓動が再び刻んで
永遠に続く鐘のように響いた


あの時のままに君を抱きしめた
あの時よりも強く君を抱きしめた
もう一度歩こう 一緒に歩こう
サクラミチがほら明日へ続いてる…



*…***…*…***…*…***…







「あのさ…でも俺の家の冷蔵庫って飲み物とフルーツしか無いんだよね」

誘っておいてごめんって
少し罰が悪そうに舌を出す

だから、ね…って
連れて来られたのはスーパーマーケット…

しかも
相変わらず手は繋いだまま、、、

ユノ君はその手を離すつもりは無く
僕を連れてそのまま店内に入って行く

流石にどちらかが買い物カゴを持ったとしても片手が塞がっているから不便な訳で…

仕方無そうにユノ君は

「じゃあ…」

って、名残惜しそうな顔で手を離すんだ

だから思わず

そんなに触れていたいの…かな?

なんて
ちょっと自惚れそうになる

ユノ君が僕を好きだなんて未だに信じられないけれど
こんな言動を見ると本当に想われているのかも

なんて思ってしまうんだ・・・


緩んだ顔を手で扇いで心を落ち着かせていると

ポイ、ポイってカゴに伸びるのはユノ君の手

「ユノ君…苺、好きなの?」

「うん、大好き」

嬉しそうに苺を片手ににっこりと微笑む彼に

正直…

きゅんっとした



もっとその顔が見てみたい、、、、

そう思って

「ユノ君は何が食べたいの?」

って聞いてみたのに

んー・・と、ってちょっと考えながら

「チャンミンとなら何でもいいよ」

って少し頬を染めて嬉しそうに笑ったんだ



もう…

僕の心臓はおかしくなったかと思った


ユノ君の言う事に

ユノ君の笑顔に

きゅううって心臓が締め付けられてしまうんだ



彼は知らず知らずの内に

僕の心の中に入り込んでいる…





だから

買い物を終えて彼のマンションへ向かう時
いつもはユノ君からの言葉を待つのに

僕からそっと…

荷物を持っていない右手に触れたんだ


「…チャンミン」


とても恥ずかしくてユノ君の顔なんて見れなかったけれど

その語りかけるような優しい声色に
彼の喜びが伝わって来る…


こんな事で喜んでくれる彼を
とても愛おしく思えた



それに僕も

ユノ君に触れていると心がふわふわと夢心地のようで

もう人の目なんてどうでもよくて

こうしてユノ君の隣で
手を繋いで一緒に歩いている

その事がとても幸せだと


感じ始めていたんだ…





ユノ君はまたそんな僕の心を知ってか知らずか
繋いでいた手に指を絡めると

「恋人みたいだね」

って…
また淡い花の笑顔を降らすんだ




そんな笑顔を向けられると

…つい

本当に恋人同士になってもいいかなって

僕の心は揺れる





「あのさ、いつ…ユノ君は僕の事を知ったの?」

「………」

僕は未だに彼との接点が分からない…
何処で僕の事を
・・・・一目惚れしたのか


ふんわりと笑う彼

「やっぱり…チャンミンは覚えてないんだね」

けれどその表情は何だか…

とても寂しそう…



「じゃあ…僕等は前に会った事があるの?」


黒い瞳が微かに揺れる


「…うん…でもチャンミンは思い出せないかも…遠い記憶だから」


遠い…記憶?

「それはいつ…」「さっ、早く帰ろう!俺、お腹ぺこぺこ!!」


グイッと勢いよく繋いでいた手を引っ張られて
ずんずんと歩いて行く

…はぐらかされた?


でも…僕もこれ以上は聞けない

だって…僕だけが覚えていない記憶、、、






一体

いつからユノ君は僕を知っていたんだろう…











関連記事

C.O.M.M.E.N.T

No title

うひょひょ、
楽しみだ楽しみだ。

2015/03/01 (Sun) 10:00 | 723621mam #- | URL | 編集 | 返信

Re: No title

723621mam様

うひゃー

極甘仕様です(笑)

2015/03/01 (Sun) 14:17 | shin #- | URL | 編集 | 返信

コメントの投稿

非公開コメント

トラックバック