2015_01
31
(Sat)23:00

岐路 episode 19

チャンミナが好きだ


その気持ちが自分の中で確定してから
チャンミナの見方がかなり変わった

何つーか…そのぉ…物凄く


・・・可愛い♡
くふっ

いや、本当!

これは好きになった欲目?

こてって首を傾げるとか
もぉ、、、、、、堪らない!!

それに、それに、

ステージでギターを弾いてる時なんかは

ちょっと・・・色っぽいんだ・・・♡


俺よりも汗っかきだから
ステージを降りるとほんのり額に汗が滲んでいて
張り付いた髪を掻き上げる仕草なんて

セクシーさこの上ないって////


初めこそチャンミナに嫌われないように
なんて思って近付くのを遠慮してたけど

もう

我慢の限界






「コアラだ…♡」

「………………誰が…コアラだ…」

!!!!

「チャンミナ、、起きてたの?!」

「ん…今起きました、んん~っ!…もう着きますか?」

「あ、うん。もうちょっとかな」

「僕、中国は初めてですから…」

まだ寝惚けた顔…




くふくふっ

シンさん有難うー!

ツアー同行にチャンミナを参加させるのを
シンさんにお願いしたら「流石に無理だろ」
って言われたけど

結果
チャンミナは一つ、シンさんに質問をしただけで
ツアー同行を決めたらしい

思わずガッツポーズをしそうになったっけ

でもその質問が
「日本には行きますか」
だったのが気になるんだよな…

俺と一緒ってよりも日本に行くって事が
決め手だったの…?
はぁ…
そんなのを気にするなんて小ちゃいな俺

もうチャンミナの事となると自制効かない

こんな風に誰かに自分だけを見てもらいたい
そう思ったのは初めてだ…

そして
その思いのままマネージャーを巻き込んで
今、俺はチャンミナの隣を死守している!

ふふ、寝てる無防備のチャンミナってば
コアラみたいに可愛いのな♡

もっともっとチャンミナの事を知りたくて
マネージャーに我儘を言って
公演先のホテルも同行スタッフと同部屋にしてくれとお願いしたんだ

普段は俺だけで一つの部屋を使うんだけどね
仲間意識が強くなるだろって言って押し切った

運良くチャンミナと一緒の部屋にならないかな
って淡い期待を抱いてたら

なんと…

「俺はいびきが凄いから無理だ」
「あー、ツアー中は禁煙するんだろ?俺は吸わせてもらうからパスな」
諸々、、、

結局
チャンミナと同部屋になったんだ♪


中国、タイ、日本、そして韓国

チャンミナへの想いは隠せないかもな…



「ねぇ…ユノ?」

「ん?何、チャンミナ」

「顔が緩んでますけど…大丈夫ですか?」

やばいやばい…表情管理出来てないな

「や、何かチャンミナと一緒にツアー回れるのが嬉しくて」

「………何でそんなに僕に拘るんですか」

拘る、か

「チャンミナは俺にとっては"特別"かな…特別の友達ってやつ?」

「ふーん・・・そうですか、友達…ですか」



本当は友達…以上になりたいんだけどね






いつか崩れるのかな

いや…俺が崩すのかもな…



友達の関係を












2015_01
30
(Fri)15:00

岐路 episode 18

まだ…ドキドキしている


まさか…

あの歌詞を作詞したのが…チャンミナだったなんて

驚きよりもそれを遥かに上回る嬉しさで

無意識にこの腕に抱き締めていた


何度も何度も俺を慰めてくれていた人が

目の前に居る



震える胸の内から想いが溢れ出て
人前で泣かないと決めていた約束も崩れ落ちる程
チャンミナに触れていたかった



ずっとあの作詞家を女性だと…
だから知らずの内に見知らぬその人に

想いを馳せていた


チャンミナから自分でがっかりしたか?
と聞かれて

直ぐに心が否定した


チャンミナだから尚更嬉しかった…
そう心のままに素直に伝えた



"岐路"は俺にとって運命の曲

それならチャンミナとの出会いは…



あの時、最後に俺はチャンミナに何を言い掛けた…?






俺は…チャンミナを

"特別"で

"宝物"で

"運命"で…だから…





ずっと、俺の側に居て

俺が辛い時に支えて欲しい

ずっとずっと…



離したくないって




そう、言おうとして…た?






この胸のドキドキは…多分…いや…恐らく

間違いない



俺はチャンミナが…好きだ…


は…モヤモヤの意味がやっと分かったな


作詞家として心が惹かれ
作曲家として才能に惹かれ

現実のチャンミナの人間性に惹かれた


何だか自分の気持ちが分かった途端
急に心が軽くなった


だって
好きなチャンミナとこれからツアーで一緒に回れるんだぞ

嬉しくて頬が緩むって/////

あっ、この事はまだチャンミナは知らないんだ!


あー・・・またシンさんに頼んで伝えて貰おうかな…

断られたら、、、拝み倒してでも一緒に居たい!

24時間チャンミナと一緒に居たいなんて知ったら嫌われるかもだけど…


俺はこの想いに素直でいようって決めたんだ…


また心を開けないまま愛しい人を失うのは
辛いから…













2015_01
30
(Fri)08:52

shinの呟き ~サクラミチetc.~

これは管理人shinの呟きです

お付き合い頂ける方のみどうぞ…

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2015_01
29
(Thu)13:00

岐路 episode 17

どうして…
ユノに話してしまったのか

今まであれ程ひた隠しにして来たのに
何で…

ユノに知って欲しいって…
僕は思ってしまったんだろう…




「え…あの歌詞をチャンミナが…?」

「えぇ」

「じゃあ…"Mimi"って…」

「"Mimi"は僕が作詞をする時だけに使う名前です」

「…それじゃあ…今まで俺が聴いてた曲も全部?」

「はい、恐らくユノが言ってるのは僕が学生の頃に書いた歌詞だと思いますけど」

「そうだったんだ…」

「…僕は作曲よりも作詞の方が先に注目を浴びたんです、でも心の内を曝け出す作詞に本名を使うのに抵抗があって…それで何となくこの名前を使い続けてました」

「そっか…」


それだけ言うとユノは顔を伏せて何か思い詰めているような様子で…

思わず

「ユノ?」

と覗き込もうとした瞬間


視界が一瞬暗くなって……気付くと

ユノに抱き締められていた


「ちょ、ゆ、ユノ?」

いきなりの事で戸惑っていると

「ごめん…でも…なんか………」

僕の肩口に顔を埋めて掠れる声で話すユノが
何となく…泣いているような気がしたんだ

だから僕はユノの背中に手を回してぽんぽんと
子供もあやす様に触れた

トイレで、しかも男同士で抱き合ってるなんて変な光景なんだけど

その時の僕は自然とそうしたいと思ったんだ



「………ずっと女性だと思ってたんだ…」

……ズキッ…

「…僕でがっかりしましたか?」

「やっ、ちがっ、、、」

バッと顔を上げたユノの目の端は赤く滲んでいて

やっぱり…泣いていた


「作詞をしたのが…チャンミナ…だって分かって、凄く嬉しかったんだ」

ぽすっとまた肩に顔を埋めて震える声で言われたその言葉に

じわっと熱いものが込み上げてきた


ユノがさっき言ってた事が本当なら
僕の作った曲がユノの心を救ったんだ

それだけでも嬉しい事なのに

作詞家が僕だと分かって嬉しいと思ってくれてるなんて…

言葉にならない位に…嬉しかった


目の前で気持ちを素直に告げてくれるユノが
ステージ前のか弱い姿と重なって

包み込みたいと思う程……愛おしく感じた


「チャンミナ…俺…」


ユノが何か言い掛けたその時

廊下からユノを探しに来たスタッフの声が聞こえて来て

ビクッと体が跳ねてそのままユノから離れた


「あっ…ごめん」

少し寂しそうに笑うユノに

正直ドキッとした…


そんな僕とは反対にユノはいつものユノに戻っていて

「ところでチャンミナ、何でこんな外れのトイレに居たの?」

「や、その…お腹が…」

「くくっ、腹痛かぁ!食いしん坊のチャンミナ~早く帰れよ~」

「な、!!!」

慌ててトイレから出ると

仕事モードに切り替えたユノは颯爽とその場から去って行ってしまった


はぁ……
さっきはあんなに素直で健気だったのに…

僕とそんなに変わらない体格のユノを愛おしいなんて、、、どうかしてる…

それに………
何であんなにいい匂いがするんだよ…

ダンスナンバーで汗を掻いた筈なのに
ユノからは石鹸の良い香りがしたんだ!!

男のユノにこんなに動揺してるなんて…
やっぱり僕はどうかしてる…


早く帰って一杯やればそんな事は忘れるさ!



そう思ってその場を離れようとして

気付いた



廊下の端に落ちている写真


ユノの落し物かな?





拾わなきゃ良かった…

あんな物…目にしなければ良かった…




ユノと僕が!

キスしてる写真なんて!!!




だって…だって、、、、この胸のドキドキが止まらないんだーーーーーー・・・









2015_01
28
(Wed)16:00

止まない雨の癒し -氷雨-

ボク達は想いが通じ合った途端


離れ離れになってしまった




けれど


想いを伝えた事に後悔はしていなんだ





彼とは


まだ始まったばかり




ちゃんと…心で繋がっているからね




…心で…






---------------------------------------------------





彼と想いが通じ合ったあの日



触れ合う熱が永遠に続けばいいと願ったけど






彼はそっと唇を離し




"行ってきます…"



ってあの向日葵が僕の目の前で笑ったんだ






寂しくないなんて嘘になるけど


笑顔で送ってあげないと…




"行ってらっしゃい…"




そう言って


彼を腕の中に包み込んだんだ







---------------------------------------------------





離れてから




彼とは時々、お互いの撮った写真をメールしあったり


少しだけ寂しい時は声を聞いたり…





けれど



決してボク達は





…会いたい



とは言わない







その言葉を口にしてしまえば



この場から




直ぐにでも駆け出して



抱き締めてしまいたくなる…






---------------------------------------------------






初めて見る土地の風景や



僕の知らない人達に囲まれて写る彼の姿





時々、送られてくる写真に



この想いを馳せるだけ…







寂しい…

触れたい…



そして、会いたい…





その言葉を口にしてしまうと


笑顔で見送った僕の心は崩れてしまう





だから胸にその想いはそっと閉まっておくんだ






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"来月…凱旋公演で帰ります"




電話口の向こうで



嬉しそうに微笑む彼の姿が



目に浮かんだ










会いたい




触れたい




この腕に彼を抱き締めたい








会えなかった時間分の


その想いを



たくさん、たくさん…



伝えるんだ







好き….貴方が好き…大好きなんだよって




この腕に包んで


いつまでも離したくないんだって







微笑む彼に



愛を



囁くんだ…











See you again



2015_01
28
(Wed)13:00

岐路 episode 16

いきなり…元カノが控え室に押し掛けて来た…

別れてから2年?経つんだったかな?

顔を見ればお互いに立場上の挨拶くらいは交わしてたけど

こうして彼女から会いに来る事は珍しい



…何かよっぽどの事があるのか?



そう思ってわざわざ人気の無い場所へ連れて来たのに



そんな事だったのか…

本当、今更….…






別れを切り出して来たのは向こうからだった


俺はちょっと…精神的に参ってる時期だったのもあって
彼女には寂しい思いをさせていたのは事実だったし
だから別れを受け入れた


誰かに支えて欲しいと思っていたあの頃に

彼女は俺の元を去ったんだ



でも俺は彼女を責められない

何故なら…彼女にも心を開き切って無かったからなんだ

だから恐らく、彼女は俺の苦悩を知らないままなんだろう

そうでなければ今日、ここへは来たりしない



あの頃の俺を救ったのは…………













「!!!チャンミナ?!」


まさかここに人が居るなんて…
まだチャンミナが居たなんて…

しかも今の会話、、、聞こえてたよな…

「あー…なんつーか、その、、、」

「ユノ…」

ん?なんかちょっとチャンミナの様子が…

あぁ…いきなりあんな会話を聞いてびっくりしてんのかな?


「あっ、悪いな…変な話聞かせちゃって」

「い、いえ…あの、その…」

視線がやけに定まってないな…

「チャンミナ?」

「あの!ユノはあの歌…"岐路"をどんな思いで歌ってるんですか?!」

「へっ?」

「"岐路"を…失恋ソングだって思ってる人の方が多いのに、ユノは…もっと深い意味があるって…」



やっぱり…聞いてたんだな
まぁ、チャンミナには話してもいいよな…



「あの歌は…俺には失恋に決別なんて、そんな意味に思えないんだよ。あの歌詞には人生の岐路に立たされて…過去と決別する心情を感じたんだよ…」

「人生の岐路…」

「俺はさ…過去に色々あって一気に全てを失ったんだ。それでも日々は無情に過ぎて…個人の仕事もどんどん決まっていったんだ。でも…どうしても、、、歌えなかったんだ」

「……え」

「声が…歌おうとすると声が出なかったんだ…普通の会話は問題無いのに、どうしても声が出せなくて、、、医者からは心因性から来るものだって言われた…」

「だから、ドラマに…?」

「あぁ…この事は事務所でも極一部の人しか知らないから、出来る仕事だけを受け続けたんだよ」

「そんな事が….そうだったんですか」

「それでも俺は歌を諦められなかった…そんな時に"岐路"が……上手く言葉に表せないけど…歌詞が胸に響いたんだ」


そう…俺の心情を代弁して背中を押してくれるようなそんな内容だと感じたんだ

「だから、この曲でまたあのステージに立ちたいって………で、気付いたら色んな物が心から消えていた。そしてその代わり…声が戻って来たんだよ」

俺にとってはとても大切な…
この作詞家は俺を何度も慰めて救ってくれている…

そう…色んな物を失って絶望の淵に居た俺を救ってくれたのはこの作詞家の過去の作品だった

だからこの"岐路"は運命だったんだ…俺にとっては…

「じゃあ…この歌詞がユノの心を救ったんですか…?」

「まぁそういう事だな、なぁ…チャンミナはこの作詞家に会った事は無いのか?」

「……………」

「ん?チャンミナ??」



暫く、チャンミナは押し黙ったまま俯いてしまっていた


「……………僕なんです」

「え?」

いきなり何を言ってんだ???






「だから…この作詞をしたのは…………僕なんですよ」











2015_01
27
(Tue)23:30

岐路 episode 15

「ユノ?どうしたんですか?」

何だか慌ててたけど…

「い、いや何でもないよ!それよりチャンミナはどうしたの?」

ん?なんかやっぱり…変

「….今日のステージはダンスナンバーの収録もありますよね、僕は先に戻りますけどいいですか?」

「あ、うん!先の収録が終わったらチャンミナは帰っていいよ」

「分かりました、ユノ…頑張って下さいね」

「うん、有難う♪あっ…チャンミナ!終わったら直ぐにスタジオ出てね!!」

「へっ?」

「いいから!ねっ!!」

ユノは一体何を言いたいんだ?

僕がこのスタジオに居座る意味が無いのはよく分かってるだろうに…

それにユノはいつも終わるとそそくさと退散するように促すし

あまり長居した事なんて無かった筈なんだけど

何を心配してるんだ?





それよりも…

近頃、一緒にカムバのスタジオに入ってみて感じたのはユノのモテっぷりが凄い事!

老若男女問わず皆んなユノに声を掛けてくる

特に女性陣の熱烈なアピールは側に居る僕までも気圧される程なのに

当の本人は全く相手にする様子も無い…
と言うより気付いてないのか??

ユノはあぁ見えて結構、鈍ちんだからなぁ



…いや待てよ

もしかして、僕に長居されて困るのは誰かと待ち合わせしてたりして?

うわー、ユノも隅に置けないな♪

どんな人がユノの彼女なのか気になるけど僕もそこまで無神経じゃない

今日は早く帰ってご褒美に一杯やるんだ!












「じゃあ、ユノ頑張って!」

ファイティンポーズをしてユノを見送ってそのままスタジオを出るつもりでいたのに…


お腹が、、、、痛い…


このスタジオの構造はよく分からないけど
なるべく人気のないトイレを探してそこへ駆け込んだんだ



控え室で食べた差し入れかな…
でも本番の時に痛くならないで良かった…

ホッとしたのも束の間、またあの波が襲って来る、、、、、



どれ位そこで過ごしていたのか…

ようやく痛みも治まってトイレから出ようとすると入り口から人の声が聞こえてきた

構わずに出ようとするとその声の主に聞き覚えが…

ユノ??

何でこんな外れのトイレに?


どうしたのかとドアノブに手を掛けたその時

女性の甲高い声が耳に入って、そのまま僕は動けなくなってしまった


「ユノ…ねぇ、まだ私と別れた事を後悔してるんでしょ?!」

「…いきなり来たかと思えば突然なんの話だよ…」

「あの歌…岐路だっけ?あれって私に対する決別なんじゃないの?」

「は?何だよそれ」

「だって、、、ネットとかで話題になってたから…てっきり…」

「なんて?」

「…あの歌は失恋ソングなんでしょ?ユノの体験談じゃないのかって噂よ」


あぁ…確かにスタッフさん達もあの曲を究極の失恋ソングだって言ってたっけ?

ユノもそう思ったからあれを選んだのかな

そっか…


「はぁ……世間にどう思われても構わないけど、ソナにははっきり言っておく、、」

「な、なによ?!」

「あれは…あの歌はそんな思いで歌ってるんじゃない」

「な……じゃあ、ユノは失恋ソングじゃないって言いたいの?!」

「あぁ、少なくとも俺の中ではあれは失恋の歌なんかじゃ無い…もっと…」

「もっと?」

「もっと深い意味のある歌なんだよ…」

「ちょっと…全然意味わかんないじゃないのよ!」

「俺はこの歌詞に助けられたんだよ…だから、ソナには悪いけど全く関係無いんだ」

「な、、な、、、」

「分かったなら…もう帰ってくれないか?」

「い、言われなくてももう帰るわよ!じゃあね!!」




うわっ、結構…気が強い…

ユノの元カノって…凄いな、、、

カチャッ


!!!!!!!!


「!!チャンミナ?!」









2015_01
27
(Tue)14:15

シンデレラ




これは貴方の知るグリム童話とは少し違った物語…


さぁ、お話を読み聞かせしましょう…

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2015_01
26
(Mon)12:00

岐路 episode 14

カムバの反響は凄かった

音楽関係者からの反応も驚く程良くて
歌でも魅せるアーティストである事を認識して貰えたみたいだった

それに、アイドル時代のファン以外にも初めて歌を聴いて新たにファンになってくれた人達も多かったようなんだ

思いの外、こんなに早く成果として現れた事に俺は内心嬉しく思っていたんだけど…







あっちの反応も早かったんだ…

なんて言うのかな…ちょっと変わった思考のファン達?

在ろう事かチャンミナと俺のカップルを作って勝手に色々と妄想をして楽しんでいる人達がいたんだ!

そのファン達は俺達の事を"ホミンカップル"または"ミンホカップル"と呼んで
その手の小説やコラージュ画像を作って喜んでいるという…

まぁ、勝手に楽しんでいるならまだしも、、、
何故か本人にそれを送ってくるから不思議でならない




「また来たぞ…ったく凄い反響だな」

溜息と共にマネから渡されたその…作品達

手にした小説をパラパラとめくって読んでみると
意外にも俺はチャンミナに優しい男の設定だった



何となくホッとした
そんな自分が居たのには理由があって…







昔、前のグループで活動をしている時に凄い小説が送り付けられて来た事があったんだ

その物語の中の俺は…酷く悪い男で
愛する人に冷たい仕打ちや歪んだ愛情表情をしていた

「俺はこんなに悪い男じゃない!」

と思って悶々としたのを覚えてる







だから俺とチャンミナを見て、優しいイメージでいてくれるなら良かったな…
なんて俺まで可笑しな思考になってしまっていたんだ



どの小説の中でも、俺はチャンミナにはとても優しい

そしてそれを受け入れるチャンミナもとても幸せそうだった



何か…いいな…



って何がだよ…え…?



気を取り直してコラージュの写真に手を伸ばしてみると

チャンミナにキスをしている俺……………






そこには

うっとりとした表情のチャンミナ…



心臓がざわついた






チャンミナとキス…

こんな風にした事は無いから作り物だと分かってはいるけれど

頭の中には前に触れたチャンミナの唇を思い出していた




なんか…やっぱり…変だよ、、俺




心臓が勝手にドキドキしてるんだ…








"コンコン"


ビクッ!!!!


「ユノ?入ってもいいですか?」

!!!チャンミナの声だ!



マズイ!!!!

何故だか分からないけどその写真はチャンミナに見せてはいけないと思って
思わずポケットに仕舞い込んだ…












2015_01
25
(Sun)22:10

岐路 episode 13

カムバのステージは言葉にならない程

最高だった…



"俺の居るべき場所に帰った"

そんな気分にさせてくれる最高のステージだったんだ




それに隣ではチャンミナが俺をずっと見守っていてくれて

とても心強かった…



そしてあの高音で優しいハーモニーが俺の声を柔らかく包み込んで

聴く者を魅了した



自分のステージなのにチャンミナの事が誇らしく思えたんだ

何でだろうな…
やっぱりチャンミナは"特別"だからなのかな…







でも凄く…………気掛かりな事が…………



それは、、、
チャンミナを注目する視線が増えたって事!


共演の女性アーティストやガールズグループは勿論、音楽関係者の目にもかなり止まるらしく

目を離すと変な連中がチャンミナに近付こうとしてるんだよ!!

ったく…厄介だ…


だから俺は常に威嚇のオーラを放ってチャンミナを守り続けた




はぁ……でも分かる、、、

チャンミナは自分で気付いていないみたいだけど
とても…目を引くんだ

なんて言うか、その…かっこいいって言えばいいのか

化粧を少ししただけでその格好良さは
色気を増して…

妖艶な美しさを放っていた



初めて控え室でその姿を目にした時なんて

思わず見惚れて何も言えなかったんだ





はぁー・・・

しかもその時…

俺の顔を首を傾げて覗き込むチャンミナに

思わず…………




ドキッとしたなんて、、、、









まったく…どうにかしてるよな


俺…カムバで疲れてんのかな….




はぁー・・・







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





ユノのカムバのステージは………

上手く言葉に表せない…






でも…

やっぱりユノの居るべき場所はここなんだ…

と実感したんだ




彼は練習以上の力をステージで発揮出来る人だった

やはりそこがプロなんだと感心もした



伸びゆくハーモニーが心地良くて

僕はそこがステージだという事すら忘れてしまっていたんだ


これがユノの持つ魅力なんだろうな



待ち焦がれていたファン達は勿論、音楽関係者達にも
大絶賛のままステージを降りた



それからユノは色んな人から声を掛けられていたから
気を遣って席を外そうとすると…

「側に居ろ」と制されて仕方なく一緒に行動をしたんだ


それなのに何だか常に険しい表情をしていて…

人が来るといきなり仕事モードになって卒なく対応している姿にも何だか違和感があったし

知らないユノだらけでちょっと居た堪れなかった



でもそんな僕を察してか

「悪いな…もう少しで終わるから」

と優しく頭をぽんぽんと撫でるユノに………


心がざわざわした…






いつものあのぽわぽわとしたユノじゃなくて
少し化粧をしてピシッとスーツを着こなすユノに

僕は正直…かっこいいと思ったんだ






はぁ…



ステージに立つ前のあのか弱いユノも

素敵な衣装に身を包んでステージに上がるユノも

普段のあどけない表情のユノも




全てが同じ人物なのに

新たに知る顔に心がざわつくんだ…






これって…

何だろうな…