2014_12
31
(Wed)15:35

バス episode 8




R-18

※閲覧は自己責任でお願いします
















「…んっっ…ぁん………やっ、、」

「…ッッんん…止めるか?」



優しい問い掛けに大きくかぶりを振って

「もっと…もっと……」



ユノさんが欲しい…



何度、肌を重ねても

何度、欲を吐き出しても


温もりが離れる瞬間に

込み上げる切なさ


もっと…もっと…



この体を貴方で一杯に


貴方と愛した証を



永遠に刻めたら

僕は

満たされるのだろうか…




------------------------------------------------------






襟元から覗く白い肌にッッと舌を這わせると

ピクッと体を震わせ俺の肩にしな垂れる



服の上からでも分かる程に存在を主張するモノを

下からやんわり撫で上げる

耳元で甘い吐息が俺の鼓膜を刺激する



手早くベルトを外し下着の中に手を滑り込ませると

既に先走りの蜜で濡れたソレが俺をそそった



指先で先端をくちっと割り込み

ビクビクっとする反応を確かめ

掌で握り締めゆっくりと上下に扱いた



しきりに漏れる吐息を塞ぐように唇を重ね

僅かに開いた隙間に舌を差し入れる


逃げ惑う舌を絡め取り

時折キツく吸い上げた




混ざり合う唾液の音と

掌で擦り上げる度にぐちゅぐちゅと

立てる卑猥な音が


俺を酷く興奮させた




限界が近い俺自身に

チャンミンの手をあてがい

自分の握り締めているモノと一緒に擦り上げ

同時に理性を手離した


優しくなんてしてやれない….








「………、っんあ…はぁ…あっん、ん…ユノっ」

俺に跨り恍惚の表情を浮かべ

細い腰付きをしなやかに揺らして喘ぐ姿が

堪らなくいやらしい



下から突き上げる度に

流れ出る蜜と

俺の放った精が混じり合う水音が

静まり返る部屋に熱を帯びさせた




何度その中に欲を吐き出しても

チャンミンは俺を求めた

…ユノ…もうぐちゃぐちゃにして…僕を…壊して…




下から見上げたその瞳は

薄っすらと涙を滲ませ目の端を赤くしていた




どうしてそんな哀しそうな瞳で俺を求める…


不安に駆られる思いを払拭するように

思いっきり突き上げた



しなやかに揺れていた体は

ビクッと跳ね上がり

支えていた細い腰はガクガクと震え

仰け反るように

そのまま意識を失ってしまった










白い肌に無数に散らばる赤い花弁をそっと撫で

汗で張り付いた前髪を指で梳く




「….ユ…ノ…」

夢の中でも俺を求めているのか

伏せられた目尻からスッと涙が流れた




この愛おしい人を安らな眠りに導きたいと

その震える体を抱き寄せ


シーツに溶け込むように

眠りについた



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2014_12
30
(Tue)13:31

バス episode 7




突然、名前を呼ばれてハッと顔をあげると

見知らぬ女性が

俺を見つめていた




いや

初めてでは無い…



何処か懐かしいような

片目を細めて

小さく笑う


その仕草




そして俺を見つめる


見覚えのある



その瞳






思わず




愛おしい人の


名前が口をついて出た






彼女はその柔らかな笑顔を


くしゃくしゃにして





…兄を今でも愛しているんですね…

呟くように


一筋の涙を流した





彼女のその哀しそうな瞳の奥に



チャンミンが


見えた


気がした






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2014_12
29
(Mon)22:17

バス episode 6




今日も


あのバスで


貴方を探す





今日は


私の"大切な人"を


失った日


もしかしたら…









一番後ろの席で


静かに目を閉じる貴方






そっと隣に腰を下ろして


「ユノさん….ですよね?」


問い掛ける私の声に


驚くように目を開く





私を見つめる


その瞳が微かに揺らいで





「….チャン….ミン?」



私の"大切な人"の名を呼んだ








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2014_12
29
(Mon)21:37

バス episode 5






見つかった腫瘍ですが、癒着が酷いので手術をして成功する確率が…

突然の告知

余命宣告はまるで他人事のように

思えて耳に入らなかった





その日から色を失ったように

無機質な日常が過ぎ




普通に生活をして

普通に仕事をして

普通に結婚をして

普通の家庭を持つ


その"普通"の事が意味を持たない

虚しさが僕を包んでいた





乗り慣れたいつものバス


「ここは優先席です、体の不自由な方やお年寄りに譲ってあげて下さいね」


その声の持ち主は

その席に座る学生に穏やかながらも

席を譲るように促していた



僕にも障害を抱えている身内がいたので


その席の大切さとそれを注意する勇気に

心が温かくなるのを感じた


そしてその人の

凛とした佇まいに


心を惹かれた





あの無機質な日々に

色が戻るようなそんな出会いだった





だから想いが通じたあの日


貴方の心に


永遠に残りたいと


降り積もる雪に


祈りを込めた


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2014_12
29
(Mon)00:27

バス episode 4




見上げる空は鉛色で

まるで俺の心を

映していた




時折頬に触れて

伝う涙と溶け合う雪が



心を凍らせた





「…チャンミン….なんで…おれを…」




空に手を伸ばして





もう触れる事の出来ない

その温もりが恋しかった






あの日




想いが通じたと思った


あの涙は


別れの


涙だったのか









何度も目の前を


停車しては


走り行く


あのバスを





俺は


ただ



見送るしか


出来なかった………………







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2014_12
24
(Wed)23:08

バス episode 3




あのキスの意味を聞けないまま

いつもの時間を

このバスで過ごす



いつも隣に居る筈の貴方は

今日は居ない



その代わり

僕が降りるバス停よりも2つ前で

バスを降りた



貴方に教えられた住所

マンションの番号



何度か呼び出しても応答の無い

インターフォン


ドアノブに手を掛けると

ガチャリと開く玄関


その先に見えるのはポツポツと

明かりの灯ったキャンドルの道


そして玄関先で迎えてくれる

雪だるまのぬいぐるみ


…Merry Christmas




キャンドルの道の奥に続く扉


『カチャッ』







真っ暗な部屋にほんのりと灯る


キャンドル達


それはハート型に形作られ…





その真ん中で微笑みながら


佇む 貴方


その手には真紅の薔薇の花束






「…好きなんだ


チャンミン…

俺と付き合ってくれないか?」





ただただ涙が溢れた


大きくて温かい掌に頬を包まれ


優しく抱き締める


貴方の肩越しに見た



初雪を



僕は



忘れない…








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2014_12
24
(Wed)13:48

純真 episode 6




「お前ら…何ボサッと突っ立て話してんだよ。早く開店準備しろよ。
ったくお前もぶつかってくんなよな。」

僕がぶつかった相手が後ろから苛立つ声で僕の肩を掴んで振り向かせた。

目の前にはあの綺麗な人。
確かNo.2のヒチョルさん…

「うっ…っ」

近い!顔が近い!!!
どんどん近付いてくる綺麗な顔。

あまりの近さに背けようと目線を外そうとした最中

ガシッと僕の頬を両手で挟んで逃がさないヒチョルさん。

その目は僕を見据えたまま

「なぁ、ミノ。
このバンビちゃん、もしかして俺の担当?」

「はい♪そうでーす。」

何だか嬉しそうなミノ君の声。

「そうか…じゃあ、挨拶しないとな。」

ニヤリと不敵な笑みを浮かべると見つめていた瞳は妖艶な眼差しに変わり、ちろっと下唇を舐め

「バンビちゃん宜しく…」

と更に顔を近付けて来た。


キスされる…

と思わず目を瞑った瞬間


グイッと後ろから力強い腕に顔を押さえ込まれた。

…あっあの香り…

「っ…ユノ!!何邪魔してんだよ!」

「ヒョン、あんまりがっつかない方がいいですよ。
仔鹿が狼に食われるみたいに怯えてます。」

突然の事で足が震えているのに耳元で囁く低い声と吐息に背中がゾクリとした。

「はぁ。取って食わねーし。
ちょっと冗談だっつーの、お前には通用しないか。ったくよ。」

チッと舌打ちをしながらそう言い残すとヒチョルさんは去って行った。

ふわっと解き離れた腕に慌てて僕は

「あっありがとうございます!!!」

と頭を下げて精一杯の御礼をした。


「気にしなくていい。」

ぽんぽんと僕の頭を叩きながらその人はフロアに消えて行った。

あの残り香が僕の体を包んでいて少し身体が熱くなるのを感じた。





側で様子を伺って居たミノ君とテミンが興奮気味に僕に近寄って来て。

「いきなり凄かったね!
いや~絶対にヒチョルヒョンのタイプだとは思ってたけどまさかね♡
キスとか…」

「ミノヒョン!やっぱりあれは冗談じゃなくて獲物を捕らえた目だったよね~
きゃー♡」

と僕を置いて2人で盛り上がっている。

「ちょっと2人共、僕にちゃんと説明してくれないかな…」

少し落ち込んでいる僕に気付いた2人がやっと心配をしてくれて

「ごめんね、チャンミンの気持ちを差し置いて盛り上がっちゃった。
実は…ヒチョルヒョンはこのお店のNo.1をずっと守って来てたんだ。
でもここ1年はユノヒョンの指名が多くて。
ヒョンが他の店から声が掛かっているんじゃないかって噂もあってさ。
でも長い付き合いのお客様も多くてお店としてはヒョンを手放したくないんだよね。」

「それが僕とどう関係があるの…?」

「ん~それはねぇ、、
ヒョンは綺麗な人が好きなんだ。
だから担当スタッフがチャンミンならお店に残ってくれるかなとマネージャーが考えたわけ。」

「…それって変じゃないの?
僕みたいな男に引き留める力があるの?」

「あっ、ヒョンはバイだから大丈夫♪」

えぇっ~?!何だよそれぇ~!!

それって、それって…僕にヒチョルヒョンの相手をしろって事なのかぁ?!

はあぁぁぁぁ。
思いっきり溜息を吐いてる僕を他所に今度はテミンが

「でもヒチョルヒョンよりもびっくりしたのが…ユノヒョン!」

「だよな!!あのユノヒョンがチャンミンを庇うなんて有り得ない。
びっくりして声が出なかったもんな。」

その言葉の意味を知りたくて

「何で?助けてくれたのは可笑しな事?」

と聞くと、2人は顔を見合わせて

「「有り得ない!」」

と声を揃えられてしまった。



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2014_12
24
(Wed)12:00

純真 episode 5



翌日、昨日の出来事をぼんやりと思い返しながらまたあのビルへと向かう。

…ひと目、見た人を惹き付ける不思議な魅力。
そして何処となく憂いのある後ろ姿。

思い出す度に胸がざわつく。

「…………チャンミン…」

はぁ。

「おーい!チャンミン!!」

「わっ!!!!びっくりした」

耳元で呼ばれた声に驚いて振り向くと苦笑いしているミノ君の姿があった。

「あは、ごめん。呼んでるのに気付かないからさ。何?悩み事?」

「あっ、いや、そんなんじゃないけど。
…仕事の事とか大丈夫かなって。」


…本当、いくら給料がいいからってホストクラブなんて僕には場違いじゃないだろうか。

そんな心配を他所にミノ君はまたあの笑顔で

「チャンミンなら大丈夫だって!
だってその容姿、絶対にあの人のタイプだもん。」

ふふふ~♪
と意味の分からない事を残して足取りの重い僕を引き摺るようにお店に連れて行った。

----------------------------------------------


ミノ君の説明ではこの会員制のホストクラブへ出入り出来るのは極一部の選ばれた女性達のみ。

主にキャリウーマンとしてトップに立つ女性をオーナーが選んでいるとの事。

お店に来るにはこのビルに入るカードキーが必要で、どうやらこれがとてつもなく高い会員費じゃないかとミノ君は考えているらしい。

とい言うのもお店ではお酒やフルーツをそれ程頼む事もなく毎日のようにお目当のホストに会いに来る女性が多いそうだ。

ただ日々の愚痴を話して帰る、まるで『彼氏』に会いに来るかのように。

女性達を迎え入れるホストに個性を求めてるのはそれぞれに合った『彼氏』を探してもらう為…なのかもしれない。



「チャンミン、昨日会ったと思うけどこちら僕等と同じフロアスタッフのカンタ先輩。」

「チャンミン君、宜しくな。
何か分からない事があったらいつでも聞いてくれていいから。
フロアスタッフはそれぞれに担当を持つけどお互いに協力してるからさ。」

ん?担当?何だよそれ。

???の残る僕の顔を察してミノ君が

「その説明はこれから!
僕達フロアスタッフはチャンミンを含めて5人なんだけど、それぞれに受け持ちホストが決まってるんだ。
僕はね…」

と言うと昨日のシフォンブラウスの似合う彼と有名店の紙袋と言われた彼を指差し

「まだ未成年のテミンとキレ者のキーさん」

と教えてくれた。

その声に反応したのか少し離れた所に居たテミンがミノ君の腕に絡まるようにしがみ付き

「ミノヒョン♡
新しく来たスタッフさん?
わぁ~綺麗な人!絶対に…ヒョンの好みだよねぇ。
あー良かった。これでヒョンのご機嫌も直るかな。」

んんんん?ヒョンの好み?
僕がミノ君の好みって事???

思わず一歩後退りしてしまった…

その時

「おっと」

後ろを通る人とぶつかってしまった。



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2014_12
24
(Wed)09:13

バス episode 2







いつの頃からだろう…

誰かの視線を感じ始めたのは


しかしその視線が俺と交わる事は無く

なんとなく あいつだろうか?と感じるだけ



正直驚いた

女性から熱い視線を送られる事は多々ある

でも… あいつは男だ

顔もよく分からない



仕事でトラブルも無いし人間関係は慎重な方だ

恨み?…まさかな


最初こそ嫌悪感を感じていた視線だったがその内俺の悪戯心に火が付いた

顔が見てみたい


わざと

そう、悪戯心が覗かせたその行為が

俺を堕とし入れた




「…あの…これ落としましたよ」


その声に振り向いた俺は

一瞬にして目を奪われた



…まいったな


大きな二つの瞳は微かに潤み

俺を吸い込むように見つめていた




あなたが好きなんです


その瞳はそう俺に訴えていた





その日を境に俺は

彼に

声を掛けるようになった


バスの一番後ろの席が俺達の指定席



彼の肩に頭を預けて

心地よい眠りに落ちる


夢の中で

頬にそっと触れる柔らかい感触



その熱が離れるのが惜しく


そっと目を開け


見つめる大きな瞳を引き寄せて

その唇に

キスを落とした




俺達の秘密の恋



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2014_12
12
(Fri)14:41

バス episode 1





初めは後ろ姿を

見ているだけで良かった

そのうち横顔を

ちらっと盗み見るようになった


貴方の姿を確認するだけで

仕事の疲れが癒されるような気がしてた

あの頃





…パサッ


あの人のポケットからパスケースが落ちた

いつも見ていた僕だから

気付いたのかもしれない


拾って声を掛けなければいけないのに

伸ばした手が

震える



「…あの…これ落としましたよ」

ようやく絞り出すように

掠れる声で話し掛ける



心臓が早鐘を打つ




振り向く貴方は僕を見つめて

「有難うございます」

と目を細めてふわりと笑ってみせた




あの日から貴方の隣が僕の指定席


いつも色々な事を話してくれる

優しい声が心地良くて

時が止まる事を願った




-すーっ、-すーっ…

僕の肩にもたれて寝息を立てる


貴方の頬に

そっと

キスを落とす





僕の秘密の恋


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